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学部新設の大学に退去迫られ…介護人材の育成ピンチ

京都府北部で不足する介護人材を育成するため、4年前に行政主導で発足した「介護・福祉人材養成センター」(福知山市堀)が、入居先の福知山公立大から退去を求められている。介護資格の取得に欠かせない研修機関だが、賃貸契約が切れる2020年度以降の活動拠点は未定。センター側は大学設置元の福知山市に代替施設の確保などを求めている。  同センターは、介護職の人材育成に向け、舞鶴と宮津を含む3市の合意の下、府と福知山市が計1千万円をかけて成美大校舎(現公立大2号館)を改修し、15年に開設。市内の福祉施設でつくる「福知山民間社会福祉施設連絡協議会」が運営を担っている。  介護福祉士の国家資格取得に必要な「実務者研修」を、府北部で唯一、在職者を対象に実施し、これまでに約240人が受講した。養成課程を担う福祉系専門学校(舞鶴市)、現場の仕事を学ぶ実習センター(宮津市)とともに、マンパワーの供給に重要な役割を果たしている。  一方、市は同大学に20年度からの情報学部新設を決定。センターが入居する2号館を、学生施設として活用する市の計画を受けて、同大学法人は昨夏、19年度末をめどに同館からの退去をセンター側に伝えた。公立大学の施設を民間団体に貸し出すことについても、法的に問題があるとしている。  センター側は、同大学法人や市に対し、移転先の整備を求めているが、設備やアクセス面で条件の合う代替施設は見つかっていないという。19年度末の退去は現実的に難しく、両者は退去時期などを協議しているが、平行線をたどっている。  北部の福祉現場では、人材不足が加速している。同協議会の昨年末の調査によると、福知山市内の9施設が利用者の受け入れを制限し、5施設が事業を停止中。高齢化でニーズが高まる一方で、人材確保は年々難しくなっているといい、担い手の育成が急務となっている。  同協議会の廣田真会長は、「センターは行政主導の公共性が強い事業。移転はやむを得ないにしても、市は事業に責任を持ち、今後の対応をしてほしい」と要望する。市高齢者福祉課は「代替施設を探すとともに、協議の上で移転に理解を求めていきたい」としている。
引用:京都新聞https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190214-00000024-kyt-soci

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